自己血液から得られた血小板由来の成長因子を高濃度に加工したものを注射することで、損傷部位に働きかけます。
 
・プロスポーツ選手も行っている先端医療です。
・自己修復機能を活性化し、効果が持続します。
・採血、注射で完了する低負担で行える治療なので、手術といわれた方でも選択枝の一つとなります。

PRP-FDに含まれる成長因子

・TGF-β　軟骨細胞や骨芽細胞の増加を促す。
・PDGFa-b　組織修復に関わる細胞の分裂を促進する。
・VEGF　血管の緊張や炎症を調整する細胞を増加させる。
・CTGF　軟骨の修復や線維化を促す。
・bFGF/EGF　損傷した組織や筋細胞の修復、調整。
 
これらの成長因子が、骨や血管を作るのに欠かせないコラーゲンを産生します。また、傷の修復に必要な修復細胞を呼び寄せる性質があり、自己修復機能を一時的に高めます。

PRP注射の治療の流れ

問診・診察（痛みや膝の状態を確認します。）
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採血（約50ccの自己血を採取します。）
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検査・加工（加工センターで、感染症検査の後、無菌的環境下で生成。）
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注射による治療（加工したPFPを損傷部位に注射。治療後も歩いてご帰宅頂けます。）
採血から注射までに約3週間程お時間を頂きます。
感染症のある方は、治療を行えない場合がございます。詳しくはお問い合わせ頂きますようお願いします。

疼痛改善には高い効果が認められ、組織修復がされれば持続的に効果が得られます。
治療時間は注射のみなので、数分間で終わります。
2,3日鈍痛がある場合がございますが、いつも通り生活して頂いて問題ありません。
また、注射後もしっかりとリハビリテーションを行い、再発を予防する事がとても大切になります。

主な適応疾患

• 変形性膝関節症や変形性股関節症などの変形性関節症
• 野球肘などの靭帯損傷
• テニス肘（上腕骨外側上顆炎や上腕骨内側上顆炎）
• 膝や足関節の靭帯損傷
• 手関節ＴＦＣＣ損傷
• 膝半月板損傷
• 肩腱板損傷
• アキレス腱障害（アキレス腱炎・腱周囲炎）
• 膝蓋腱炎（ジャンパー膝）
• 足底腱膜炎
• 肉離れ（筋不全断裂）

保険適応外の治療になります。
　現在、2種類のPRP FDがありまして、成長因子の量によりnormal type とsuper typeになっています。
料金に関しましては、膝関節（片側）の場合、normal typeで150,000円（税込）、super type PRP FDは、180,000円（税込）となっています。
なお、部位や疾患により料金が異なりますので、詳しくは、お問合せ頂きますようお願いいたします。